印鑑コラム
絵手紙にもワンポイント落款印のすすめ
季節の花や風景、感謝の気持ちを伝える絵手紙。 一枚一枚に手描きならではの温かみがありますが、仕上げに落款印(らっかんいん)を添えることで、作品がぐっと引き締まり、完成度が高まります。 入門用なら、シヤチハタ落款印という手も・・・。 落款印とは? 落款印とは、書道や日本画、水墨画などで作品の最後に押す印のことです。 もともとは作者の名前や雅号を示すためのものですが、近年では絵手紙や俳画、イラストなどにも広く使われています。 小さな印ひとつで作品全体の印象が変わり、「自分だけの作品」という特別感も演出できます。 絵手紙におすすめな理由 作品にアクセントが生まれる 作者の個性を表現できる 作品全体が引き締まり、完成度がアップする 贈り物としても高級感が増す 特に余白の多い絵手紙では、小さな赤い印がワンポイントとなり、全体のバランスを美しく整えてくれます。 どこに押すのがおすすめ? 一般的には、文字やイラストの邪魔にならない位置に押します。 右下または左下 文章の最後付近 イラストの余白部分 印は主役ではなく、作品を引き立てる名脇役です。 小さめサイズの落款印を選ぶと、自然な仕上がりになります。 おすすめはワンポイント落款印 絵手紙には、大きな印よりも9〜12mm程度のワンポイントサイズがおすすめです。 (9㎜角の場合は、1文字での彫刻が文字のサイズから一般的です。) 名前だけでなく、 ひらがな 雅号 一文字印 かわいいイラスト入り など、自分らしいデザインを選ぶことで、作品にオリジナリティが生まれます。 贈る相手にも印象的な一枚に...
脱ハンコで何が変わった? 2026年版・まだ印鑑が必要な手続き一覧
「もう印鑑なんて要らない時代になった」——そう思っていたのに、いざ相続の手続きや不動産の契約に臨んだら「実印と印鑑証明書をご用意くだ...
脱ハンコで何が変わった? 2026年版・まだ印鑑が必要な手続き一覧
「もう印鑑なんて要らない時代になった」——そう思っていたのに、いざ相続の手続きや不動産の契約に臨んだら「実印と印鑑証明書をご用意ください」と言われた。そんな経験をした人は少なくないはずです。 確かに脱ハンコは急速に進みました。しかし「99%廃止可能」というのはあくまで行政手続きの話であり、民間取引や法律に根拠のある手続きでは今も印鑑が欠かせない場面が多く残っています。 この記事では、次の3点をわかりやすく整理します。 脱ハンコがここまで進んだ経緯 印鑑が不要になった手続きと、今も必要な手続きの一覧 「まだ実印を持っておくべき理由」と備え方 脱ハンコはなぜ、どう進んだのか 脱ハンコが社会的な話題になったのは2020年のことです。新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークが急速に広まるなか、「ほぼすべての業務をリモートでこなせるのに、ハンコを押すためだけに出社しなければならない」という“ハンコ出社”問題が物議を醸しました。 これを受け、2020年9月に発足した菅内閣のもとで河野太郎規制改革担当大臣(当時)が全省庁に対し、業務での印鑑使用を原則廃止するよう要請。同年11月には認印の全廃を発表し、「行政手続きにおける押印の99%は廃止可能」という方針が打ち出されました。 その後、2021年のデジタル庁発足を経て、各省庁・自治体での押印廃止が順次進められています。住民票の申請や婚姻届など、身近な場面でも「署名だけでOK」という手続きが着実に増えました。 印鑑が不要になった手続き・まだ必要な手続き 脱ハンコの進み具合は、手続きの種類によって大きく異なります。下の表で現状を確認してください。 行政手続き 手続きの種類 印鑑の要否 備考 住民票の写し申請 不要 マイナンバーカードでオンライン申請可 婚姻届・離婚届 不要 2021年の法改正で押印廃止、署名のみでOK 出生届・死亡届 不要 同じく法改正で廃止 確定申告(e-Tax) 不要 電子署名またはID・パスワード方式で対応 36協定届(労働基準監督署) 不要...
変幻自在のスタンプ『TWO-HAN』
横幅約80ミリ、縦幅約60ミリ、厚みはわずか8ミリ。 一見すると、スタイリッシュな名刺入れやカードケースに見えるこのアイテム。 実は、ハン六が誇る自信作、オリジナルスタンプ『TWO-HAN(ツーハン)』です。 1台2役。だから「TWO-HAN」 このスタンプの最大の特徴は、1台に「2つの印面」を搭載できること。お客様のライフスタイルに合わせて、組み合わせは自由自在です。 ご夫婦の連名で: これ一つあれば、ご夫婦どちらの名前もスマートに捺せます。 黒墨と薄墨のコンビで: 表は慶事(お祝い)用の黒、裏は弔事(お悔やみ)用の 薄墨。急な場面でも迷いません。 これさえあれば、冠婚葬祭のたびに「筆ペンが見当たらない!」「薄墨のペンを買いに行かなきゃ!」と慌てて準備する必要はもうありません。 このサイズでこの機能は、他にはない。 世の中に便利なスタンプは数あれど、この「薄さ」による携帯性と機能性を両立した スタンプは他所ではなかなか見当たらない私たちの自慢です。 金封の表書き、芳名録、ハガキや封筒、そしてお手紙に。 お手元にあるだけで心強い、変幻自在のパートナー。 ぜひ店頭で、実際に手にとってみてください。 商品の詳細・ご注文はこちら 商品:商品1
法人印の彫刻字数について
法人印作製時に「文字数多いのですが彫れますか」というお問合せを受けることがあります (初めての法人印作製ではなく業務として作成経験のあるお客様がほとんどですが)。 ローマ字の入る長い社名や10文字を超える部署名や役職名などを彫刻する場合が当てはまります。角印はあまり問題にはならないのですが、役職印などの丸型の場合難易度が高くなります。 確かに直径18ミリの円形の中に何十字もの文字を彫刻するのは凄いことのように思えます。回文彫りにすれば外枠には多くの文字が入れられます。 問題は内枠の部署名や役職名の部分でこの狭いスペースに多くの文字を入れるのは「何文字彫れるのか」不安になるのは理解できます。 同じ一文字でも画数・書体などで難易度は変わりますので具体的に何文字まで彫刻可能とは言いにくいのですが必要な文字は彫らなければ印章としての役割を果たせませんのでご注文通り彫刻します。そのための技術もノウハウもありますので安心してご相談・ご注文下さい。
店舗で多いお客様の印鑑のご質問について⑦
「一番重要な印鑑は何ですか・・・」 ハン六の店舗では色々な印鑑ご注文を受けたまわっておりますが、ご注文だけでなく「ご相談、お問合せ」も数多くあり、お客様との接客のなかで、ご質問の多い事柄をご紹介させていただきます。 『一番重要な印鑑は何でしょうか・・・』【そのⅠ】 ・・・・このご質問をお客様がされるのは、初めて印鑑の注文にご来店される時、主に「実印」「銀行印」「認印」等の必要性(いつ必要か・何に必要か)等をお知りになりたいからだと思います。また大切な方に、例えば御成人や御就職の記念に「プレゼントしよう」と思われた時は、「どんな印鑑をギフトにするべきか」をご相談されます。 印鑑を分類すると一般的には 実印 銀行印 認印 があります。この3つを「どれが重要か」を論じる前に、それぞれの使用目的が違います。 (ご参照:目的別の印鑑の種類) それぞれにT P Oがあり、いわば印鑑を「服に例える」なら分かりやすいと思います。どんな「時」「場所」「場面」で相応しい服を選ぶかが服のTPOです。 礼服 スーツ カジュアル着 場所 式典・結婚式 ビジネス場面 普段の生活全般 使用頻度 数年に1度 仕事日 毎日の生活 イメージ 格式・儀礼 仕事着・制服 機能性・自分の好み ※例えば「礼服」を仕事場に着ていくのは格式が感じられてもそぐいません。また普段の家事の時やレクレーションに「ビジネススーツ」は、機能性がありません。また重要な式に「普段着」を着ていくことも相応しくないでしょう。私はこの服に関するTPOの考え方が、印鑑の使用頻度などに当てはめると、分かりやすいと考えるようになりました。 実印 銀行印...
御朱印について
御朱印は、神社仏閣への参拝をされた証として、印章・墨書によって作成されます。 御朱印に書かれている文字や模様は、その神社仏閣に由来することが多く、御朱印の印章や模様だけでも、さまざまな歴史を想像することができます。 御朱印は、参拝を済ませてから授与所や社務所で頂きます。 御朱印には、あらかじめ和紙などに書かれたものと、御朱印帳に直接記載して頂くものがあり、それぞれの神社仏閣によって異なります。 神社仏閣へ出向く道中は、ちょっとした旅行気分になります。到着すると、静かで落ち着いた空間が広がっていることが多く、参拝を通じて日々の心身のリフレッシュを図ることができます。 御朱印のデザインも季節に応じたもの(春の桜や、秋の紅葉など)もあり季節感も感じることができます。 御朱印を頂くためには、専用の帳面である御朱印帳が必要です。 素材は紙や布、革製などがあり、サイズも大小さまざまです。神社仏閣で販売されていることもあります。 代金は数千円の商品が多く、御朱印代は神社仏閣により異なりますが、500円前後が一般的なようです。 凛とした空間の中で、参拝をした証として頂く御朱印は、印章を捺印、墨書で構成され、一つひとつ人の手によって作成されています。デジタル化が進む現代社会において、そのような手作りの御朱印を頂くことは、とても貴重で有難い体験であるように思います。 また、御朱印帳は神社仏閣だけでなく、ハン六の店舗、ECサイトでもお求めいただけます。 当店では、ハン六の二代・松室六兵衞が手がけた大津絵の意匠をもとに作成したハン六オリジナル大津絵御朱印帳を取り扱っております。 販売店舗は、ハン六近江大橋店、ハン六草津店、ハン六一里山店、ハン六からすま京都本店およびECサイトとなっております。 これから御朱印集めを始められる方から、新しい一冊をお探しの方まで、お好みに合わせてお選びいただけます。
似て非なる漢字について
毎日、お客様の大切なご印鑑に携わらせて頂くと様々な漢字に触れ合うことができます。漢字は、日本人にとって切っても切り離せない関係にあります。小学生の頃から漢字テストがあり、一応は、勉強し覚えたつもりでも、年月が過ぎれば、つい、うっかりと読み違いや書き損じが生じてしまうのは誰にでも経験があることかと思います。それは、一体、何故なのでしょう? やはり、形が似ているところに起因していると思われますが、これは、漢字の宿命といえます。漢字は字数が多く、また種類も多いので似た文字がたくさんあります。例えば、「瓜」と「爪」。この文字は、昔からよく間違うため有名な覚え方があります。諺仕立てで、瓜(うり)に爪(つめ)あり爪に爪なし。「瓜」の「ム」の部分を爪に見立てていますが、実際はどうでしょうか?「 瓜を表す古文字 」はウリを描いた象形文字です。つるの間に丸い果実が垂れています。「ム」は果実に相当します。「 爪を表す古文字 」は、つめを描いた象形文字で下向きに手の形になっています。それが、変形して現在の「爪」になったと思われます。 では、実際に印鑑で見かける、似て非なる漢字を紹介します。「嘉」と「喜」。人名ではどちらも「よし」と読むため、間違いやすい漢字ですが、実は、両方とも食べ物に関わりのある文字です。「 嘉を表す古文字 」は「 喜を表す古文字 」(たかつき=豆をもった器)と「加」(上にのせる)とをあわせて、食膳にのせたごちそうの意を表します。 「 喜を表す古文字 」は、ごちそうを食べて「よろこぶ」の意味になります。また、「明」と「朋」。こちらも、お名前によく使われ、字源、語源は全く異なりますが、現在、私たちが使用する文字は類似しているので、間違いやすい漢字です。「 明を表す古文字 」は、「明」の会意文字で、「日」と「月」をあわせて月が光る意を表します。「 朋を表す古文字 」は「朋」を描いた象形文字で、二つの貝をひもでつないだ形です。古代中国では、貝はお金や財産を表したので価値あるものをともにもつ仲間から「ともだち」の意味になったと考えられ、「朋友」「同朋」などのような熟語があります。 このように、字体の歴史を紐解けば、正しく識別することが可能になります。印鑑、特に、実印は、複雑で読み難い文字が好まれます。書体については、以前にコラムに登場し、詳しく記載されているので割愛しますが、くねくねした独特の趣がある文字が特徴です。私たちは、日頃から、正しい漢字を理解し、間違った漢字を識別できる力を養い、確かな技術と技法を用い、お客様に愛されるモノづくりを心がけています。
落款印の「朱文」と「白文」とは?違いや使い分けをわかりやすく解説
書道作品や日本画で見かける赤い印章を「落款印(らっかんいん)」といいます。 作品の完成を示すだけでなく、作者の個性や作品全体のバラ...
落款印の「朱文」と「白文」とは?違いや使い分けをわかりやすく解説
書道作品や日本画で見かける赤い印章を「落款印(らっかんいん)」といいます。 作品の完成を示すだけでなく、作者の個性や作品全体のバランスを整える大切な役割を担っています。 落款印には大きく分けて「朱文(しゅぶん)」と「白文(はくぶん)」の2種類があります。 どちらも同じ印章ですが、彫り方や押したときの見え方が異なり、それぞれに独特の魅力があります。 この記事では、朱文と白文の違いや特徴、書道作品での使い分けについて詳しく解説します。 朱文とは 朱文とは、印を押した際に文字が赤く浮かび上がる印章のことです。 印材では文字部分を残し、その周囲を彫り下げて作られます。このため「陽刻(ようこく)」とも呼ばれています。 押印すると、白い紙の上に赤い文字が現れ、軽やかで華やかな印象を与えます。 朱文の特徴 文字が赤く表現される 線が細く繊細に見える 明るく洗練された印象 小さな印でも文字が読み取りやすい 雅号印や引首印によく用いられる 朱文は作品にアクセントを加え、上品で優雅な雰囲気を演出するのに適しています。 白文とは 白文とは、印を押した際に文字が白く抜けて見える印章のことです。 文字部分を彫り下げ、文字以外の部分に印泥が付くように作られています。この技法は「陰刻(いんこく)」と呼ばれます。 押印すると赤い面の中に白い文字が現れ、力強く重厚な印象を与えます。 白文の特徴 文字が白抜きになる 重厚感と存在感がある 格調高い雰囲気を演出できる 古典的な趣がある 姓名印によく用いられる 作品の締めくくりとして押されることが多く、作者の署名としての役割を強く感じさせます。 書道作品での一般的な組み合わせ 書道の世界では、朱文と白文を組み合わせて使用するのが伝統的な押し方といえるでしょう。 代表的な例として、...
電子契約時代でも「実印」を手放せない、たった一つの理由
「スマホで契約完了」が当たり前になりつつある今。 「もう実印なんていらないのでは?」と思う方もいるかもしれません。 しかし、実印は依然として、私たちの人生における「最強の防具」であり続けています。 その理由は、デジタルではまだ完全には代替できない「信用の汎用性」にあります。 人生の「最大のお買い物」では、まだ主役 2022年の法改正で不動産取引の電子化も解禁されましたが、現場では依然として「実印」が主流です。特に住宅ローンを組む際、銀行側からは確実な本人確認と意思確認のために、実印と印鑑証明書を求められるケースがほとんどです。 「家を買う」「土地を相続する」といった人生を左右する場面では、実印が「社会的なパスポート」として機能します。 万が一のトラブルを防ぐ「物理的な鍵」 電子署名は便利ですが、パスワード流出やなりすましのリスクと隣り合わせです。 一方、実印は「実物が手元にあり、かつ役所に登録されている」という二重のロックがかかっています。 自分自身の財産や権利を守るための、物理的な「最後の砦」として機能するのです。 車や保険、公正証書での活躍 自動車の売買や、遺産分割協議書、公正証書の作成など、 法的な拘束力が強い書類には、今も実印の捺印が必須とされる場面が多くあります。 【結論】 電子契約は「日常のスピード」を上げますが、実印は「人生の重要局面」を支えます。いざという時に自分を証明し、守ってくれるパートナーとして、実印はこれからの時代も必要なのです。 知っておきたい! 実印の豆知識 Q. どんなハンコでも実印になる? A. 実は「三文判(大量生産されたハンコ)」でも登録できる自治体はありますが、リスク管理上おすすめできません。複製が困難な「手彫り」や「オーダーメイド」のものが推奨されます。 Q. 名前が変わったら? A. 結婚などで姓が変わった場合、フルネームの実印は登録し直しが必要です。そのため、女性は「下の名前のみ」で実印を作ることも可能です(多くの自治体で認められています)。
様々な資格印・士業印・職印もご相談ください
ハン六では、個人印・法人印の製作に加え、資格印・士業印・職印といった、専門家の皆さまが業務で使用される印鑑も幅広く承っております。 これらの印鑑は、日常の押印とは異なり、職務上の責任や資格者としての立場を明確に示す重要な役割を担っています。 資格印とは 資格印とは、特定の国家資格や専門資格を持つ方が、資格者として業務書類に押すための職業印鑑です。 印面には資格名+氏名が刻まれ、その書類が「資格者の責任において作成・確認されたものである」ことを示します。 例えば、 弁護士 税理士 司法書士 行政書士 社会保険労務士 など、さまざまな士業の方々が日々の業務で使用されています。 資格印は、単なる“名前の印”ではなく、専門家としての信用を支える道具でもあります 士業印・職印との関係 資格印と似た言葉に「士業印」「職印」がありますが、これらは用途や立場によって呼び方が変わるだけで、本質的には同じカテゴリーの印鑑です。 士業印:士業に従事する専門家が使う印 職印:職務上の責任を示す印(企業の役職者も含む広い概念) 資格印:資格者として押す印(士業印の一種) いずれも、「この書類は責任を持って確認しました」という意思表示を担う、大切な印鑑です。 サイズ・形状・書体の規定について 資格印は、資格団体によって大きさ・形状・書体に規定がある場合があります。 たとえば、 行政書士は角印を使用するケースが多い 税理士は丸印と角印の2本を使い分ける 司法書士は書体に一定の推奨がある など、資格ごとに特徴があります。 こうした規定を守ることで、書類の正式性や信頼性が保たれるため、印鑑選びは慎重に行う必要があります。 ハン六が選ばれる理由 ハン六では、長年にわたり多くの士業・専門家の方々から印鑑製作のご依頼をいただいてきました。 その経験から、...