実印(個人用)

実印は、市区町村に印鑑登録を行い、本人の意思を証明するために使用する重要な印鑑です。 不動産や車の購入・売却、ローン契約、遺産分割協議書や公正証書の作成など、個人の重要な契約や手続きで必要になることがあります。
ハン六では、長く安心してお使いいただける個人用実印を、サイズ・材質・書体などからお選びいただけます。用途やご予算に合わせて、下記の商品一覧よりお選びください。

個人用実印のおすすめの選び方

実印は、印鑑登録や重要な契約に使用する大切な印鑑です。初めて個人用の実印を作成する場合は、サイズ・材質・書体を確認し、長く使いやすい一本を選ぶことが大切です。

  • サイズで迷う場合は、男性は15.0mm〜18.0mm、女性は13.5mm〜15.0mmが目安です。
  • 耐久性や高級感を重視する場合は、黒水牛・チタン・象牙などの印材がおすすめです。
  • 実印と銀行印を一緒に準備したい場合は、個人用の実印・銀行印セットもご確認ください。

ハン六オンラインショップでお選びいただける個人用実印をご紹介します。使いやすく品質の高い実印を、お客様ごとにオーダーメイドで一つ一つ丁寧に作成いたします。
サイズ・材質・価格をご確認のうえ、用途やご予算に合う実印をお選びください。

(※弊社の実印作成は、粗彫りの工程のみ精密機械を使用し、印影のデザインと粗彫り後の仕上げは一つ一つ手作業で行っています。 そのため、同じ印影になることはございません。)

実印のサイズの選び方

個人用の実印を作成する際は、印鑑登録できるサイズの範囲を確認しておくことが大切です。
登録できる印影の大きさは自治体によって異なりますが、一般的には一辺8mm~25mm程度の範囲で定められていることが多く、極端に小さい印鑑や大きすぎる印鑑は登録できない場合があります。

実印として使いやすいサイズは、女性は13.5mm~16.5mm、男性は15.0mm~18.0mmが目安です。認印や銀行印よりもやや大きめのサイズを選ぶことで、重要な契約や手続きに使う印鑑としての重厚感も出しやすくなります。
女性の場合は、手のサイズとのバランスや、将来的に名字が変わる可能性を考慮して、名前のみで作成しやすい小さめのサイズを選ばれることもあります。
迷った場合は、押しやすさ・見た目のバランス・登録条件を確認しながら選ぶとよいでしょう。

実印の材質の選び方

実印の材質は、耐久性・高級感・価格・手入れのしやすさを基準に選ぶとよいでしょう。

象牙(ぞうげ)

本象牙(ivory)

象牙は、独特の繊細な模様と上品な重量感を備えた、高級実印にふさわしい印材です。朱肉との馴染みがよく、鮮明で美しい印影を出しやすいことから、実印用の印材として長く選ばれてきました。 加工性や耐久性にも優れており、長期間使用しやすい点も魅力です。使い込むほどに光沢や色合いに深みが生まれ、天然素材ならではの風合いを楽しめます。
象牙には品質のランクがあり、外側から中心に近い部分ほどキメが細かく、希少性が高くなる傾向があります。そのため、同じ象牙でも部位や品質によって価格が異なります。

本象牙印鑑はこちら

チタン

チタン(titanium)

チタンは、ロケットや航空機などにも使用される金属素材で、硬度が高く、耐久性や耐摩耗性に優れているのが特徴です。傷やサビにも強いため、長く安心して使える実印を作成したい方におすすめです。
金属ならではのほどよい重量感があり、見た目にも高級感があります。摩耗しにくく、長期間安定して使いやすい点も、チタン印鑑の魅力です。 ただし、チタンはレアメタルの一種で、硬度が高いため加工にも手間がかかります。そのため、木材系の印材などと比べると、実印の価格はやや高めになる傾向があります。

オランダ水牛

オランダ水牛(buffalo)

オランダ水牛は、牛の角を利用した高級印材で、古くから「オランダ水牛」の名前で親しまれてきました。名称に「オランダ」とありますが、オランダ原産という意味ではなく、歴史的な流通背景からこの名称で呼ばれています。
透明感のある淡い褐色や乳白色の色合いに、「ふ」と呼ばれる縞模様が入るのが特徴です。中でも「ふ」が少なく、耐久性に優れた中心部分の「芯持ち材」を使用した印材は希少性が高く、高級実印にも適しています。
弊社のオランダ水牛の実印には、この貴重な「ふ」の少ない芯持ち材を使用しています。朱肉とのなじみもよく、鮮明で美しい印影を出しやすいため、上品な印象の実印を作成したい方におすすめです。
天然素材のため、乾燥を防ぐお手入れを行うことで、より長く美しい光沢を保ちやすくなります。年に一度ほど、オリーブ油を2~3滴しみ込ませた柔らかい布で、印鑑全体を軽く拭き上げてください。

黒水牛(くろすいぎゅう)

黒水牛(buffalo)

黒水牛は、タイやベトナムなど東南アジア産の水牛の角を利用した印材です。落ち着いた黒色と重厚感があり、耐久性にも優れているため、個人用実印の定番印材として多く選ばれています。
象牙やオランダ水牛などの高級印材と比べると価格を抑えやすく、品質と価格のバランスに優れている点も魅力です。初めて実印を作成する方や、長く使える実印を手頃な価格で選びたい方にもおすすめです。
黒水牛の印材には、加工や着色を施したものもありますが、自然のままの黒水牛や、歪み・ひび割れに強い中心部分の「芯持ち材」を使用したものは、品質が高く希少性もあります。
弊社の黒水牛の実印は、着色していない黒水牛の芯持ち材を印材としています。 天然素材のため、乾燥を防ぐお手入れを行うことで、美しい光沢を保ちやすくなります。年に一度ほど、オリーブ油を2~3滴しみ込ませた柔らかい布で、印鑑全体を軽く拭き上げてください。

薩摩本黄楊(さつまほんつげ)

薩摩本黄楊 つげ(boxwood)

薩摩本黄楊(さつまほんつげ)は、日本で古くから将棋の駒やそろばんの珠、細工物などにも使われてきた国産の木材です。緻密で硬い木目を持ち、木材ならではの温かみと上品な風合いがあります。
薩摩本黄楊を使った実印は、鮮明でやわらかな印影を出しやすく、価格も比較的手ごろなため、初めて実印を作成する方にも選びやすい印材です。軽量で扱いやすく、自然素材ならではの手触りを楽しめる点も魅力です。木材のため湿気や乾燥には注意が必要です。
弊社の薩摩本黄楊は持ち手部分には防湿加工を施しておりますが、印面部は使用後には朱を軽く拭き取り、ケースに入れて保管することで、より長くきれいな状態でお使いいただけます。

それぞれの材質の特長をまとめます。

材質 耐久性 高級感 メンテナンス性 印影の鮮明さ 価格帯 おすすめの選び方
象牙 非常に高い 非常に高い 比較的しやすい 鮮明で美しい 高価格帯 一生ものの高級実印を作成したい方
チタン 非常に高い 高い ほぼ不要 鮮明 中~高価格帯 耐久性やメンテナンス性を重視したい方
黒水牛 高い 高い 乾燥に注意が必要 鮮明 中価格帯 品質と価格のバランスを重視したい方
オランダ水牛 高い 高い 乾燥に注意が必要 やわらかく美しい 中~高価格帯 上品で個性のある実印を作成したい方
薩摩本黄楊 中程度 自然な風合い 湿気や乾燥に注意が必要 やわらかい 比較的手ごろ 伝統的な木材の実印を選びたい方

実印の書体の選び方

個人用の実印に使う書体は、法律で特定の書体が決められているわけではありません。ただし、実印は印鑑登録や重要な契約・手続きに使用する印鑑のため、印影の照合がしやすく、偽造されにくい書体を選ぶことが大切です。
実印には、文字が外枠に接することで枠が欠けにくく、重厚感のある印相体や、古くから公印などにも使われてきた篆書体がよく選ばれます。ここでは、個人用実印におすすめの書体をご紹介します。

印相体(いんそうたい)

印相体

印相体(いんそうたい)は、篆書体をもとに発展した書体で、実印や銀行印など重要な印鑑に最も多く使われています。文字の線が外枠に接するように構成されるため、外枠が欠けにくく、耐久性の面でも実印に適した書体です。
文字の線が太く複雑に組み合わさるため、可読性は高くありませんが、その分、複製や偽造がされにくい書体として人気があります。印影全体に重厚感があり、個人用実印として格式のある印象に仕上がります。
また、印相体は全体のバランスを重視してデザインされるため、見た目にも安定感があります。大切な契約や手続きで使用する実印を、落ち着きのある印象に仕上げたい方におすすめです。

篆書体(てんしょたい)

篆書体

篆書体(てんしょたい)は、古代中国の書体をもとにした伝統的な書体で、印鑑用の書体として古くから使われてきました。線が均一で丸みを帯び、落ち着きのある整った印影に仕上がるのが特徴です。
古典的で厳かな雰囲気があり、実印や銀行印など重要な印鑑にもよく選ばれます。印相体ほど装飾性は強くありませんが、一般的な文字とは形が異なるため、偽造されにくい書体としても適しています。
また、印相体に比べると文字の形が比較的分かりやすく、伝統的で上品な印象の実印を作成したい方におすすめです。

古印体(こいんたい)

古印体

古印体(こいんたい)は、古くから使われてきた印章文字の風合いをもとにした、素朴で味わい深い印鑑用書体です。篆書体をやや読みやすくしたような書体で、線の太さや形にゆらぎがあり、手彫り風の温かみを感じられるのが特徴です。
印相体や篆書体に比べると判読しやすく、親しみやすい印象に仕上がります。一方で、線の太さや形に独特の変化があるため、一般的な文字とは異なる印影になり、実印・銀行印・認印など幅広い印鑑に使われています。
一部の文字では、通常の文字とは少し異なる個性的な形になる場合があります。読みやすさと味わいのある印影を重視したい方におすすめの書体です。

隷書体(れいしょたい)

隷書体

隷書体(れいしょたい)は、古代中国で生まれた伝統的な書体で、篆書体よりも読みやすく、横に広がるような落ち着いた印象が特徴です。直線と曲線のバランスがよく、古典的で上品な雰囲気があります。
横線の払いに特徴があり、やや装飾性を感じさせながらも、文字としての判読性が比較的高い書体です。そのため、印鑑だけでなく、表札や看板、書道作品などにも使われています。
隷書体は、実印よりも銀行印や認印で選ばれることが多い書体です。読みやすさや落ち着いた雰囲気を重視したい方におすすめです。
一部の文字では、通常の文字とは少し異なる個性的な形になる場合があります。

楷書体(かいしょたい)

楷書体

楷書体(かいしょたい)は、学校の教科書や公的な書類などでも使われる、標準的で読みやすい書体です。クセが少なく、文字の形がはっきりしているため、誰が見ても判読しやすいのが特徴です。
一方で、読みやすい分、印相体や篆書体に比べると印影の複雑さは少なく、実印や銀行印よりも認印に向いている書体です。可読性や親しみやすさを重視したい場合におすすめです。

行書体(ぎょうしょたい)

行書体

行書体(ぎょうしょたい)は、楷書体を少し崩した書体で、筆の流れを感じさせるやわらかく動きのある印象が特徴です。楷書体ほどかっちりしすぎず、草書体ほど崩れすぎないため、読みやすさと美しさのバランスが取れています。
手書き文字のような温かみや個性があり、フォーマルすぎない自然な雰囲気に仕上がります。そのため、実印や銀行印よりも、認印・趣味の印鑑・落款印・贈り物用の印鑑などに選ばれることが多い書体です。
形式ばった印象よりも、やわらかさや親しみやすさを重視したい方におすすめです。

それぞれの書体の特長をまとめます。

書体 実印向き 偽造されにくさ 読みやすさ 印影の印象 おすすめの用途・選び方
印相体 非常に向いている 非常に高い やや低い 重厚感・格式がある 実印・銀行印におすすめ。偽造されにくさや重厚感を重視したい方
篆書体 非常に向いている 高い やや低い 伝統的で上品 実印・銀行印におすすめ。格式や伝統的な印象を重視したい方
古印体 向いている やや高い 高い 素朴で親しみやすい 実印・銀行印・認印に対応。読みやすさと味わいを重視したい方
隷書体 やや向いている やや高い 高い 落ち着きがあり上品 銀行印・認印におすすめ。読みやすさと伝統的な雰囲気を重視したい方
楷書体 あまり向いていない 普通 非常に高い 明瞭で親しみやすい 認印におすすめ。読みやすさを重視したい方
行書体 あまり向いていない やや低い 普通 やわらかく個性的 認印・趣味の印鑑・落款印におすすめ。温かみや個性を重視したい方

実印の形状の選び方

個人用の実印は、丸型で作成されることが一般的です。角型の印鑑は法人印鑑で使われることが多く、個人用の実印としては丸型を選ぶ方が自然で、印鑑登録や重要な契約にも使いやすい形状です。
楕円形や特殊な形状の印鑑は、自治体によって印鑑登録できない場合があります。実印として作成する場合は、登録条件に合いやすい丸型を選ぶのがおすすめです。

実印の印鑑登録の方法

実印は、印鑑を作成しただけで効力を持つものではなく、住民登録をしている市区町村役場で印鑑登録を行うことで、正式な実印として使用できるようになります。
一般的に、日本国内に住民登録がある満15歳以上の方であれば、印鑑登録が可能です。外国人の方でも、住民登録があれば印鑑登録できる場合があります。
印鑑登録は、住民登録をしている市区町村役場で申請します。登録したい印鑑と、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を持参し、窓口で印鑑登録申請書に必要事項を記入して申請します。
登録できる印鑑は、原則として1人につき1本です。 登録できる印鑑の条件は自治体によって異なりますが、一般的には印影の大きさが8mm以上25mm以内で、住民票に記載されている氏名・姓・名など、本人を表す文字が彫刻されている必要があります。
イラストや本人と関係のない文字が入った印鑑、ゴム印や変形しやすい材質の印鑑などは、登録できない場合があります。
印鑑登録には、200円~500円程度の手数料が必要になることがあります。必要書類や登録できる印鑑の条件は自治体によって異なるため、登録前にお住まいの市区町村役場で確認しておくと安心です。

実印と銀行印をまとめて準備したい方は、個人用印鑑(実印・銀行印)2本セットもご確認ください。

法人のお客様へ

会社設立や法人用の実印・銀行印・角印をまとめて準備したい方は、法人セットのURL">会社設立・法人用印鑑2点・3点セットをご覧ください。

実印Q&A

実印は必要?使う場面は?

実印は、印鑑登録証明書とあわせて、本人の意思確認や重要な契約・手続きの証明に使われる印鑑です。
日常的な手続きで頻繁に使うものではありませんが、不動産取引や自動車の購入、住宅ローン、相続手続きなど、重要な場面で必要になることがあります。

  • 不動産の売買・登記手続き
  • 住宅ローンや銀行からの融資を受けるとき
  • 自動車の購入・売却・名義変更を行うとき
  • 公正証書の作成や重要な契約書への押印
  • 遺産分割協議書の作成など相続に関する手続き
  • 保険金や補償金の受け取りなど、本人確認が重視される手続き
  • その他、印鑑登録証明書の提出を求められる手続き

一方で、婚姻届や離婚届などの戸籍届出、住民票の発行申請、日常的な申込書や一般的な書類では、実印が不要なケースも多くあります。
実印や印鑑登録証明書が必要かどうかは手続きの内容や提出先によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

実印と認印、銀行印との違いは?

実印は、住民登録をしている市区町村役場で印鑑登録をした印鑑です。不動産の購入・売却、住宅ローン、相続手続きなど、本人の意思確認が重視される重要な契約や手続きで、印鑑登録証明書とあわせて使用されることがあります。
登録できる実印は、原則として1人につき1本です。

銀行印は、金融機関に届け出る印鑑です。口座開設や預金の引き出し、振替、各種金融手続きなどに使われます。
実印と銀行印を同じ印鑑にすると、紛失や盗難時のリスクが高くなるため、別々の印鑑を用意するのがおすすめです。

認印は、実印のように市区町村で印鑑登録をしたり、銀行印のように金融機関へ届け出たりしていない印鑑です。
日常的な確認書類や受け取り、社内書類など、重要度の高くない場面で使われることが多い印鑑です。ただし、近年は押印不要の手続きも増えているため、必要かどうかは提出先や手続き内容に応じて確認してください。

実印はフルネーム?名前や名字(苗字)のみでもいい?

実印は、住民票に記載されている氏名をもとに作成します。フルネーム・名字のみ・名前のみのいずれでも作成できますが、印鑑登録できるかどうかは自治体の登録条件によって異なります。
一般的には、男性はフルネーム、女性は名前のみで実印を作成されることもあります。名前のみの実印は、結婚などで名字が変わった場合にも使いやすいというメリットがあります。
登録条件は自治体によって異なるため、実印を作成する前にお住まいの市区町村役場で確認しておくと安心です。

女性の方の実印のサイズと書体は?

女性の実印は、13.5mm~16.5mm程度のサイズで作成されることが多いです。手の大きさとのバランスや押しやすさを考慮して、男性用の実印よりもやや小さめのサイズを選ばれる傾向があります。
また、結婚などで将来的に名字が変わる可能性を考慮し、名前のみで実印を作成される方もいます。名前のみの実印は、名字が変わった場合にも使いやすい点がメリットです。
書体については、男性・女性に関わらず、偽造されにくく重厚感のある印相体や、伝統的で上品な印象の篆書体が実印におすすめです。

実印の向きは横彫りではダメ?

実印の文字の向きは、縦彫りで作成されることが一般的です。フルネームで作成する場合は、縦彫りにすると文字の並びが分かりやすく、実印としても自然な印象に仕上がります。
横彫りで作成することもできますが、印鑑の横彫りは右から左へ読む配置にすることが多く、名前によっては読み間違いや判別のしづらさが出る場合があります。
たとえば「中川」と「川中」、「田中」と「中田」のように、逆から読んでも名字や名前として成立する場合は、縦彫りで作成する方が安心です。 外国人の方など、カタカナやアルファベットで実印を作成する場合も、基本的には縦彫りでの作成がおすすめです。
アルファベットを横彫りで作成したい場合は、左から右へのレイアウトで刻印できる場合もありますが、印鑑登録の可否は自治体によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

実印にはなぜ天地が分かる「印」や「くぼみ」や「アテ」がないのか?

当店で取り扱う実印には、天地を示す「印」や「くぼみ」「アタリ」は付けておりません。
その理由は、大切な実印をより慎重にご確認いただいた上で、安心してお使いいただきたいという考えによるものです。

  • 万が一、盗難に遭った場合でも、天地が分かりにくく、悪用されるリスクを抑えやすいこと
  • お客様の大切な実印に、あえて傷やくぼみを付けたくないという考えがあること
  • 実印を押す前に天地を確認することで、「本当に押してよい書類か」を一度立ち止まって確認していただきたいこと

実印は、重要な契約や手続きで使用する大切な印鑑です。押印の際に一呼吸置いて確認していただくためにも、当店では天地を示す印やくぼみを付けていません。

100均などで購入した印鑑でも実印登録できる?

100均などで購入した印鑑や、いわゆる三文判でも、自治体の条件を満たしていれば実印として印鑑登録できる場合があります。
ただし、既製品の印鑑は同じ印影のものが多く出回っている可能性があり、複製や悪用のリスクが高くなるため、実印として使用することはおすすめできません。
また、自治体によっては、大量生産された印鑑を登録できない場合もあります。
実印は、不動産取引やローン契約、相続手続きなど重要な場面で使用する印鑑です。長く安心して使うためにも、印鑑専門店などで個別に作成した印鑑を選ぶことをおすすめします。

シヤチハタは実印として印鑑登録できる?

シヤチハタなどのインクが内蔵された浸透印は、実印として印鑑登録できません。
シヤチハタの印面は樹脂やゴムなどの変形しやすい素材でできており、押す力加減や経年劣化によって印影が変わる可能性があります。
実印は、登録した印影と押印した印影を照合するための印鑑なので、印影が一定しにくい浸透印は登録に適していません。 実印を作成する場合は、木材・角・金属など、印影が安定しやすい印材を選ぶことをおすすめします。

外国人でも実印は作成できる?英語は使える?

外国人の方でも、日本国内に住民登録があり、印鑑登録の条件を満たしていれば、実印として印鑑登録することができます。観光や短期滞在などで日本国内に住所がない方は、原則として印鑑登録はできません。
一般的には、下記の条件を満たす方が印鑑登録の対象となります。

  • 日本国内の市区町村に住民登録があること
  • 在留カードまたは特別永住者証明書を持っていること
  • 15歳以上であること

外国人の方が実印を必要とする場面としては、日本国内での不動産取引、自動車の購入・売却、ローン契約、会社設立、相続や公的書類の作成などがあります。
実印や印鑑登録証明書が必要かどうかは手続き内容や提出先によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
実印に使える文字は、住民票や在留カードなどに記載されている氏名の表記に基づきます。 アルファベット表記で登録できる場合もありますが、カタカナ表記や通称名で登録する場合は、住民票にその表記が記載されていることが必要になる場合があります。
名前が長い場合は、氏名の一部で作成した印鑑を登録できる場合もあります。
ただし、登録できる文字や表記の条件は自治体によって異なるため、外国人の方が実印を作成する際は、事前にお住まいの市区町村役場で確認することをおすすめします。

実印と認印、同じ印鑑で登録しても大丈夫?

実印と認印を同じ印鑑で使うこと自体は可能ですが、セキュリティ上の理由からおすすめできません。
認印は、日常的な確認書類や受け取りなどで使う機会が多い印鑑です。その認印を実印として登録してしまうと、紛失や盗難、印影の複製、不正利用のリスクが高まります。
実印は、印鑑登録証明書とあわせて重要な契約や手続きに使われる大切な印鑑です。安心して使うためにも、実印と認印は別々に作成・管理することをおすすめします。

実印と銀行印、同じ印鑑で登録しても大丈夫?

実印と銀行印を同じ印鑑で兼用することは可能ですが、セキュリティ上の理由からおすすめできません。
実印は印鑑登録証明書とあわせて重要な契約や手続きに使う印鑑で、銀行印は金融機関に届け出て口座の手続きなどに使う印鑑です。 1本の印鑑で兼用すると便利に感じるかもしれませんが、紛失や盗難、不正利用があった場合のリスクが大きくなります。
また、紛失時や印鑑を変更する際には、市区町村役場での印鑑登録の変更と、金融機関での届出印の変更が必要になるため、手続きにも手間がかかります。 安心して管理するためにも、実印と銀行印は別々の印鑑で作成・登録し、用途ごとに分けて保管することをおすすめします。

引っ越ししたら実印はどうなる?

市区町村をまたいで引っ越しをする場合、転出届の提出により、引っ越し前の自治体での印鑑登録は自動的に廃止されることが一般的です。印鑑登録証(カード)は、転出時に返却するか、自治体の案内に従って破棄してください。
引っ越し先でも実印を使用する場合は、転入先の市区町村役場であらためて印鑑登録を行う必要があります。登録する印鑑は、引っ越し前に実印として登録していたものと同じ印鑑でも問題ありません。
同じ市区町村内で引っ越しをする場合は、転居届を提出することで印鑑登録の住所も変更されるため、あらためて印鑑登録をし直す必要がないことが一般的です。 ただし、自治体によって取り扱いが異なる場合があるため、詳しくはお住まいの市区町村役場で確認してください。
なお、「転居届」は同じ市区町村内で住所を変更する場合、「転出届」は別の市区町村へ引っ越す場合に提出する届出です。

女性が結婚前に作成した旧姓の実印は使える?

結婚などで名字が変わった場合でも、住民票に旧氏(旧姓)を併記する手続きをしていれば、旧氏を示す印鑑で印鑑登録できる場合があります。旧氏併記の手続きをすると、住民票・印鑑登録証明書・マイナンバーカードなどに旧氏が記載されます。
ただし、結婚前に旧姓で登録していた実印がそのまま使えるかどうかは、現在の住民票の記載内容や自治体の取り扱いによって異なります。名字が変わった後に旧姓の実印を使いたい場合は、お住まいの市区町村役場で確認してください。
手続きをスムーズに進めたい場合は、現在の名字または名前のみで新しく実印を作成し、あらためて印鑑登録する方法もあります。名前のみの実印であれば、将来的に名字が変わった場合にも使いやすいことがあります。
なお、実印は本人が印鑑登録した印鑑です。夫婦や家族であっても、他の人が登録している実印を自分の実印として使うことはできません。

実印を紛失したら?

実印を紛失した場合は、悪用を防ぐため、できるだけ早く住民登録をしている市区町村役場で手続きを行ってください。登録している印鑑を紛失した場合は、印鑑登録を廃止する手続きや、登録印鑑の亡失届が必要になることがあります。
新しい印鑑を実印として使う場合は、以前の印鑑登録を廃止したうえで、新しい印鑑であらためて印鑑登録を行います。
手続きには、新しく登録する印鑑、印鑑登録証(カード)、本人確認書類などが必要になることが一般的です。印鑑登録証も紛失している場合は、その旨もあわせて届け出ます。
代理人が手続きを行う場合は、委任状や代理人の本人確認書類などが必要になることがあります。必要書類や手続き名は自治体によって異なるため、事前にお住まいの市区町村役場で確認してください。
なお、一般的には、登録している印鑑を紛失した場合の届出を「登録印鑑亡失届」、登録をやめる手続きを「印鑑登録廃止申請」、新しい印鑑に変更することを「改印」と呼ぶことがあります。

実印を変更した場合、旧実印が捺印されている過去の契約はどうなる?

実印を変更しても、変更前の実印で押印した過去の契約が、ただちに無効になるわけではありません。 契約の有効性は、押印時の本人確認や契約内容、当事者の意思表示などによって判断されるため、後から実印を変更したことだけで、過去の契約書の効力が失われるものではありません。
ただし、継続的な取引や長期契約、金融機関・不動産・法人関連の手続きなどでは、取引先や提出先から実印変更の届出や再提出を求められる場合があります。実印を変更した後に、過去の契約や継続中の手続きに影響があるか不安な場合は、契約先や提出先に確認しておくと安心です。