印鑑の捺印の仕方

印鑑を捺印する場面はさまざまです。
不動産や自動車の購入など契約時には実印を、銀行や保険の手続きには銀行印を使用します。
また、日常生活では荷物の受け取りや仕事などで認印を捺印します。

朱肉をつけて捺印する際は、インクがかすれないか、印影が曲がらないかなど、緊張することもあります。
捺印前には、印面が清潔な状態であることを確認するとともに、できるだけ品質の良い朱肉を使用することが大切です。印面に紙くずや朱肉の残りが付着していると、印影がかすれる原因になります。柔らかいブラシ(歯ブラシ)やティッシュペーパーで軽く拭き取るとよいでしょう。

朱肉は、印影がはっきり見える赤色で、押印後すぐに乾く速乾タイプがおすすめです。手が汚れたり、他の書類に朱肉が付着したりするのを防ぐことができます。
また、捺印マットを使用することも重要です。紙の下に敷くことでクッションとなり、捺印時の圧力が均一に分散されます。その結果、印面全体に均等に朱肉が転写され、かすれの少ない印影になります。

印鑑は、人差し指と中指で挟み、親指で側面を支えるように持ちます。軽く握り、印面が紙に対して垂直になるよう意識します。
重要な場面では、心の中でひらがなの「の」と「し」をイメージして捺印する方法もあります。
「の」を描くように時計回りに押し始め、最後に「し」を意識して右下から上へ抜くようにすると、きれいに押すことができます。

なお、印鑑にアテ(上部を示す印)がない場合は、まっすぐ捺印するのが難しいこともありますが、白い紙に何度か試し押しをすることで慣れてきます。
多少斜めになることもありますが、それも捺印する人の個性として味わいが感じられるでしょう。

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