印鑑の朱肉について

印鑑を捺印するときには、朱肉を使用します。印鑑の内容を紙に表すにはインクが必要で、一般的に朱色が用いられます。
朱肉には、布張りのスポンジタイプと、練って使用する印泥(いんでい)タイプがあります。
最近の主流はスポンジタイプで、練り直す手間がなく、乾きも早いため、手軽に使用できます。また、インクを補充すれば繰り返し使える点も特長です。

練りタイプは、和紙やヨモギの葉を乾燥させたもぐさに顔料を染み込ませた朱肉です。使用前にヘラで表面を整える必要がありますが、スポンジタイプよりも重厚感のある色合いが特長です。主に公用書類や書道、絵画などの芸術作品に使用されます。

公文書や契約書などの重要な書類には、朱肉での捺印が必要です。
朱肉に含まれる油性顔料は、光や水に対する耐性があり、年月が経っても印影が劣化しにくいという特長があります。変色しにくいため、書類の偽造防止にもつながります。
印影を正しく長期間残すために、朱肉が使用されています。

スポンジタイプの朱肉は、インクが薄くなった場合、基本的には補充が可能です。
必ず使用している朱肉のメーカーを確認し、記載されているメーカーおよび型番のインクをご使用ください。異なるインクを使用すると、固まったり発色が悪くなったりして、使用できなくなる場合があります。

練り朱肉は、定期的に手入れをすることで、より長く使用できます。
手入れをしないと固くなったり、色の光沢が失われたりします。一部分が固くなった場合は、ヘラやスプーンで固い部分をほぐし、柔らかい部分と混ぜ合わせるように練り、全体が均一になるように整えてください。

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