ハン六の印鑑作成お役立ちコラム

オーダーメイドゴム印の作成《社判(社版)・個人事業主、個人》

請求書や領収書、封筒、荷物への差出人会社名、住所、連絡先、年賀状や手紙の差出人住所には、オーダーメイドの住所ゴム印や組み合わせ印が便利です。「社判(社版)」とも言われる住所ゴム印や組み合わせ印...

オーダーメイドゴム印の作成《社判(社版)・個人事業主、個人》

請求書や領収書、封筒、荷物への差出人会社名、住所、連絡先、年賀状や手紙の差出人住所には、オーダーメイドの住所ゴム印や組み合わせ印が便利です。「社判(社版)」とも言われる住所ゴム印や組み合わせ印には、ゴム印タイプのものと浸透印タイプのものがあり、会社だけでなく、個人事業主や個人の方もよく利用されます。 目次 シヤチハタとゴム印の違い 組み合わせ自由なハメコミ式ゴム印(ファミリースタンプ) シヤチハタ製組み合わせ印 個人様、会社様向け住所ゴム印 シヤチハタ住所印 その他、便利なシヤチハタ印 シヤチハタとゴム印の違い シヤチハタとゴム印はどちらもゴム製ですが、本体にインクを内蔵しているかしていないかが違います。 本体にインクが内蔵されたシヤチハタはスタンプ台が不要のゴム印のことで、正しくは「浸透印」と言い、シヤチハタは日本で最初に浸透印を広めた会社の名前です。 つまり「シヤチハタ」=「浸透印」ではありませんが、現在ではシヤチハタ社製以外の浸透印もまとめてシヤチハタと思っている人が多いです。あまり押印する機会が少なかったり、営業などで外出先で利用することが多い場合はこの浸透印タイプのゴム印が手軽でおすすめです。連続して何回も押印することが多い場面では、浸透印の場合、印面にインク供給が間に合わずに印影がかすれてくるため、スタンプ台を使ったゴム印がおすすめです。ただし、浸透印はインクが完全になくなる前に補充しないと劣化しやすく、管理には注意が必要ですが、ゴム印はそれほど管理に気を使う必要はありません。 組み合わせ自由なハメコミ式ゴム印(ファミリースタンプ) 商品:商品01 担当者が変わった、別の封筒にはフリーダイヤルを押印したい、そんな時は住所印の一部だけを入れ替えて使えるのが組み合わせ印(親子印)が便利です。 文字の内容も自由にオーダーでき、縦書きや横書き、書体の選択も可能なので、完全にオリジナルの住所印が作成できます。組み合わせ数に制限はありませんが、スタンプ台に収まる5段迄での利用が実用的です。 ハン六の組み合わせ印「ハメコミ式ゴム印(ファミリースタンプ)」は、住所印やショップ印、小切手印等、組み合わせ方次第で各種書類に対応できます。持ち手はフリーメイト台とアドレス印台が選べるので今お持ちの組み合わせ印に追加で作成するともできます。印面ゴムは赤ゴムと耐久性のある耐油ゴムがお選びいただけます。 インク色を自由に変えたい方にもおすすめです。個人事業主様向けのインボイス登録番号テンプレートもお選びいただけます。住所ゴム印は、行幅「52mm」「57mm」「62mm」「67mm」「73mm」の5種類から選択でき、組み合わせ部分の隙間もほとんどないため、 比較的自由なレイアウトでスペースをいっぱい使って大きな文字で刻印できます。 シヤチハタ製組み合わせ印 商品:商品02 使用頻度が多い方は、シヤチハタ製の組み合わせゴム印もおすすめです。 通常の組み合わせゴム印はスタンプ台が必要なので、押印回数が多くなると少し面倒なこともありますが、シヤチハタ製組み合わせ印ならポンポンと素早く押印できます。また、シヤチハタの組み合わせ印は連結部分がマグネット式で素早く脱着でき、もちろんインク補充も可能です。 収納時、印面部分が少し浮いた状態で自立する仕様なのでスマートです。インクは6色、書体は9種類から選べます。 ただし、シヤチハタ製組み合わせ印は、構造上、組み合わせ部分の隙間が大きく、少し文字が小さくなります。また行幅は59mmの1種類のみとなります。 個人様、会社様向け住所ゴム印 商品:商品06 年賀状や暑中見舞いハガキに押す風雅印(趣のある枠付き住所ゴム印)や、小切手判や領収書、契約書などに押す会社用におすすめの住所ゴム印をご紹介します。アクリル製の持ち手が付いたトップスター台ものや、木材チップを繊維状に加工して合成樹脂を加え、熱圧縮して作られる、環境にも優しい「MDF素材」の のべ板もお選びいただけます。 用途に合わせてレイアウトや行数を自由にカスタマイズできます。...

印鑑の歴史

日本の印鑑は昔、中国から伝わったものですが、現在では中国も含め、印鑑制度は廃れ、契約はサインで済ませるため、印鑑文化が残るのは、ほぼ日本となっています。 ここでは、印鑑の歴史をご紹介します...

印鑑の歴史

日本の印鑑は昔、中国から伝わったものですが、現在では中国も含め、印鑑制度は廃れ、契約はサインで済ませるため、印鑑文化が残るのは、ほぼ日本となっています。 ここでは、印鑑の歴史をご紹介します。 目次 印鑑の起源 日本における印鑑の始まり 室町・江戸時代の印鑑文化 近代の印鑑制度 現代における印鑑の役割 印鑑の起源 印鑑の歴史は古代にさかのぼります。最も古い印章は、紀元前3000年頃のメソポタミア文明で使用された円筒印章です。 これは粘土板に転がして印をつけるもので、当時の契約や所有権を証明するために用いられました。 旧約聖書にも印鑑にまつわる記述があり、印鑑制度の始まりは中国ではなくヨーロッパとされています。 中国では、印章の使用が紀元前1000年頃の殷(いん)王朝に始まり、秦の始皇帝が制度化しました。 皇帝の印章は「璽(じ)」と呼ばれ、臣下のものは「印」と称されました。この制度は後の日本にも大きな影響を与えます。 日本における印鑑の始まり 日本で印鑑が本格的に使われるようになったのは、飛鳥時代から奈良時代にかけてです。特に有名なのが、57年に後漢の光武帝が倭の使者に授けたとされる「金印」です。この金印には「漢委奴国王」という文字が刻まれており、現在も福岡県の志賀島で発見されています。奈良時代には、政府の公文書に用いる官印が整備され、律令制度の下で公的な証明としての印鑑文化が根付いていきました。 室町・江戸時代の印鑑文化 鎌倉時代から室町時代にかけて、武士たちも花押(かおう)とともに印章を用いるようになりました。 花押は署名の代わりに使われる独特の筆記体で、個人や家の権威を示す役割を持ちました。 特に戦国時代には、大名が発給する書状や契約書において、花押と印判を併用することが一般的となり、正式な承認を示す手段として重視されました。江戸時代に入ると、庶民の間でも印鑑が普及し始めました。商取引の拡大とともに、商人が「手形」や「証文」に自らの印を押すことが一般化し、信頼の証として重要視されました。この時代には、「印章彫刻師」と呼ばれる職人も現れ、印鑑の技術が飛躍的に向上しました。 近代の印鑑制度 明治時代になると、西洋式の法制度が導入され、印鑑制度も整備されました。1873年(明治6年)に、太政官布告により実印の制度が定められました。 この布告には、「本人が自書して実印を押すべし。自書の出来ない者は代筆させても良いが本人の実印を押すべし。」と明記されています。その後、1899年(明治32年)には、印鑑登録制度が開始され、実印が公的な証明として正式に認められました。 これにより、契約や登記などの法的手続きにおいて、印鑑の重要性が確立されました。 現代における印鑑の役割 現在、日本においても印鑑は重要な証明手段として使われています。実印、銀行印、認印といった種類があり、それぞれ異なる用途で利用されます。 しかし、デジタル化の進展に伴い、電子署名やデジタル印鑑の導入が進められ、紙ベースの印鑑の役割が変わりつつあります。それでもなお、日本文化に根付いた印鑑の伝統は強く、個人のアイデンティティや信用を示す重要なシンボルとして、 今後も形を変えながら受け継がれていくことが予想されます。