
印鑑の種類と選び方
印鑑には、実印・銀行印・認印などの種類があり、使う目的によって適した印鑑は異なります。 重要な契約に使う実印、金融機関に届け出る銀行印、日常的な確認に使う認印では、選ぶべきサイズや書体、材質も変わります。 印鑑を選ぶ際は、見た目の好みだけでなく、用途に合っているか、長く使える材質か、押印したときの印影が分かりやすいかも大切です。 本記事では、印鑑の種類ごとの役割と、材質・書体・サイズの選び方を分かりやすく解説します。女性の方におすすめの印鑑選びのポイントもあわせてご紹介します。
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目的別の印鑑の種類
印鑑には、使用目的に応じて主に「実印」「銀行印」「認印」の3種類があります。 重要な契約に使うのか、金融機関に届け出るのか、日常的な確認に使うのかによって、適したサイズや書体、管理方法が異なります。
印鑑登録に使う「実印」
実印は、市区町村に印鑑登録して使用する重要な印鑑です。契約書、住宅の購入、車の登録、相続手続きなど、本人確認や意思確認が必要な場面で使用されます。実印は重要な手続きに使うため、認印や銀行印とは兼用せず、複製されにくい書体や耐久性のある材質で作成するのがおすすめです。
一般的にはフルネームで作成されますが、姓のみ、名のみでも登録できる場合があります。女性の方など、将来的に姓が変わる可能性を考慮して、名のみで作成される方もおられます。
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銀行の届出印として使う「銀行印」
銀行印は、銀行口座の開設や金融機関での手続きに使用する印鑑です。実印ほど使用場面は限定されませんが、預金に関わる大切な印鑑のため、認印との兼用は避けるのが安心です。
銀行印を選ぶ際は、実印よりやや小さめのサイズにし、サイズを変えることで見分けやすくなります。
フルネームや名のみで作成することも可能ですが、一般的には姓のみで作成されることが多いです。
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書類などに押印する「認印」
認印は、日常生活や職場での確認書類などに使用する印鑑です。実印や銀行印に比べると重要性は低いものの、使用頻度が高いため、押しやすさや扱いやすさを重視して選ぶとよいでしょう。
認印は、実印や銀行印より小さめのサイズで作成するのが一般的です。普段使いしやすい材質や、読みやすい書体を選ぶと便利です。
フルネーム、名のみでも作成可能ですが、通常は姓のみでの作成が一般的です。(フルネーム彫刻の場合は実印よりご選択ください。)
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印鑑の材質
印鑑の材質は、見た目の印象だけでなく、耐久性・押しやすさ・価格・長く使えるかにも関わります。実印や銀行印のように長期間使う印鑑は、耐久性や朱肉との相性を重視して選ぶのがおすすめです。
本象牙(ivory)
本象牙は、印材の中でも高級素材として知られています。独特の繊細な模様とほどよい重量感があり、朱肉との馴染みがよく、鮮明な印影を残しやすい点が特徴です。耐久性にも優れており、長く使う実印や銀行印に適しています。使い込むほどに光沢が生まれ、朱肉を吸い上げて少しずつ色合いが変化していくのも、本象牙ならではの魅力です。
また、本象牙には品質のランクがあり、外側よりも内側に近い部分ほどキメが細かく、希少性が高くなります。高級感や印影の美しさを重視して、長く使える印鑑を選びたい方におすすめです。

チタン(titanium)
チタンは、ロケットや航空機などにも使われる金属素材で、耐久性・耐摩耗性に優れているのが特徴です。傷やサビに強く、長期間使用する実印や銀行印にも適しています。
適度な重量感があるため、軽い力でも安定して押しやすく、きれいな印影を残しやすい点も魅力です。また、木材系や角系の印材と比べて水に強く、お手入れしやすい素材です。
一方で、チタンは硬度が高く加工に手間がかかるため、印鑑としての価格は比較的高めです。丈夫で長く使える印鑑を選びたい方や、メンテナンスのしやすさを重視する方におすすめです。

オランダ水牛(buffalo)
オランダ水牛は、牛の角を使用した高級印材です。歴史的に「オランダ水牛」と呼ばれていますが、オランダ原産という意味ではなく、オーストラリアやアフリカ、南米などから輸入される原材料が使われています。
褐色で透明感のある淡い色合いに、「ふ」と呼ばれる縞模様が入っているのが特徴です。色合いや模様には個体差があり、「ふ」の少ない乳白色のものや、耐久性のある中心部分を使った「芯持ち材」は希少性が高く、高価になります。
オランダ水牛は朱肉とのなじみがよく、鮮明で美しい印影を残しやすい素材です。上品な印象の実印や銀行印を選びたい方、見た目の美しさと高級感を重視したい方におすすめです。

黒水牛(buffalo)
黒水牛は、タイやベトナムなど東南アジアを原産とする水牛の角を使用した印材です。黒く落ち着いた見た目で高級感があり、実印や銀行印にもよく使われます。象牙やオランダ水牛と同じく、朱肉とのなじみがよく、鮮明で美しい印影を残しやすいのが特徴です。比較的手ごろな価格の商品も多く、品質と価格のバランスに優れた印材といえます。
ただし、黒水牛の中でも、自然な黒色を活かしたものや、歪み・ひび割れに強い中心部分の「芯持ち材」を使ったものは品質が高く、価格も高くなります。
高級感とコストパフォーマンスの両方を重視して印鑑を選びたい方におすすめです。

薩摩本黄楊 つげ(boxwood)
薩摩本黄楊は、鹿児島県の薩摩地方で育つ黄楊を使用した植物性の印材です。黄楊は密度が高く硬質で、古くから将棋の駒やそろばんの珠など、細かな加工が必要な素材にも使われてきました。
黄楊にはさまざまな種類がありますが、薩摩本黄楊はその中でも高級とされる印材です。天然植物系の印材の中では緻密で粘りがあり、印影が美しく仕上がりやすい点が特徴です。価格も比較的手ごろなため、初めて実印や銀行印を作る方にも選ばれやすい素材です。
ただし、木材系の印材のため、水分や乾燥には注意が必要です。直射日光や湿気を避けて保管し、使用後は朱肉を拭き取ることで長く使いやすくなります。
自然素材の温かみや、価格と品質のバランスを重視して印鑑を選びたい方におすすめです。

ゴム印や浸透印
ゴム印やシヤチハタなどの浸透印は、日常的な確認印や簡易的な認印として使われることがあります。手軽に押印できる一方で、書類によっては「認印は可、浸透印は不可」とされる場合もあります。
また、ゴム印や浸透印は印面が変形・摩耗しやすく、同じ印影を長く保ちにくいため、実印や銀行印として登録・届出することはできません。重要な手続きに使う印鑑とは分けて、日常使い用として選ぶのがよいでしょう。
印鑑の書体
印鑑の書体は、印影の見た目だけでなく、読みやすさや複製されにくさにも関わります。実印や銀行印には、文字の形が複雑で印影に個性が出やすい印相体や篆書体がよく選ばれます。
一方、日常的に使う認印には、相手が確認しやすい楷書体や古印体など、視認性の高い書体がおすすめです。印鑑は用途によって適した書体が異なるため、見た目の好みだけでなく、使う場面に合わせて選ぶことが大切です。
以下では、代表的な書体ごとの特徴をご紹介します。
印相体(いんそうたい)
印相体は、主に実印や銀行印など、重要な印鑑に使われることが多い書体です。
篆書体をもとに、より装飾的に発展した書体で、文字の線が印面の外枠に向かって広がるように配置されるのが特徴です。文字が滑らかにつながり、全体として模様のように見えるため、可読性はやや低いものの、印影に個性が出やすい書体です。重厚感のある印象に仕上がるため、実印や銀行印に格式を持たせたい方に選ばれています。
また、印相体は左右のバランスや全体の構図を整えて作られることが多く、見た目にも安定感があります。読みやすさよりも、重厚感や印影の個性を重視して印鑑を選びたい方におすすめです。

篆書体(てんしょたい)
篆書体は、漢字の原型ともいえる古代の書体をもとにした、伝統的な印鑑書体です。線が均一で丸みを帯び、古典的で重厚感のある印象に仕上がります。
印相体ほど装飾的ではありませんが、一般的な文字より判読しにくく、印影に格式や個性が出やすい点が特徴です。そのため、実印や銀行印など、重要な印鑑によく使われます。
読みやすさをある程度残しながら、重厚感や信頼感のある印鑑を選びたい方におすすめです。

古印体(こいんたい)
古印体は、江戸時代の印判師によって手彫りされた古い印章文字の風合いを再現した、素朴で味わい深い印鑑用書体です。
篆書体を簡略化しながら、線の太さや形が崩れており、かすれやゆがみ、丸みを帯びた線などが特徴で、機械的な整いとは違う、人の手による揺らぎや温かみが魅力です。
判読性も比較的高い割に、線の太さが均一でないことから偽造されにくいため、主に認印に使われることが多い書体ですが、読みやすさと個性のバランスが良いため、実印や銀行印に選ばれることもあります。
なお、「糸」「竹」「山」など一部の漢字は、古印体特有の個性的な形になる場合があります。

隷書体(れいしょたい)
隷書体は、篆書体よりも構造が簡略化された古典的な書体です。横に広がるような形や、落ち着いた雰囲気が特徴で、格式を感じさせながらも比較的読みやすい印影に仕上がります。
印相体や篆書体ほど判読しにくくはありませんが、楷書体よりも個性があり、上品で落ち着いた印象を与えます。そのため、銀行印や認印に使われることが多い書体です。実印に使うこともできますが、重厚感や複製されにくさを重視する場合は、印相体や篆書体が選ばれることも多くなります。
読みやすさと格式のバランスを重視して印鑑を選びたい方におすすめです。
なお、「糸」「竹」「山」など一部の漢字は、隷書体特有の個性的な形になる場合があります。

楷書体(かいしょたい)
楷書体は、学校の教科書や公的な書類などでも使われる、標準的で読みやすい書体です。クセが少なく、文字の形がはっきりしているため、誰が見ても判読しやすい印影に仕上がります。
一方で、印相体や篆書体に比べると文字が読み取りやすいため、実印や銀行印よりも、日常的に使う認印に向いています。
読みやすさや実用性を重視して印鑑を選びたい方におすすめの書体です。

行書体(ぎょうしょたい)
行書体は、楷書体の整った形を少し崩した書体で、柔らかさと動きのある印影に仕上がるのが特徴です。
楷書体ほどかっちりしすぎず、草書体ほど崩れすぎないため、読みやすさと美しさのバランスが取れています。手書き文字のような自然な流れがあり、やわらかく親しみやすい印象を与えるため、個人の認印に向いています。
実印や銀行印よりも、日常使いの印鑑で個性や温かみを出したい方におすすめです。

印鑑のサイズ
ここでいう印鑑のサイズは、印影を残す印面部分の直径を指します。実印は市区町村ごとに登録できるサイズの規定がありますが、銀行印や認印は明確な決まりではなく、用途に応じた一般的な目安があります。
規定や用途に合っていれば好みのサイズで作成できますが、フルネームや画数の多い文字を入れる場合は、印面が小さすぎると線が細かくなり、印影が見づらくなることがあります。そのため、文字数が多い場合は少し大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。
一般的には、大きい方から実印、銀行印、認印の順でサイズを変えて作成すると、用途ごとに見分けやすくなります。
個人用印鑑のサイズ
個人用の印鑑は、実印・銀行印・認印の順に少しずつサイズを変えて作成すると、用途ごとに見分けやすくなります。
男性・女性で選ばれやすいサイズの傾向はありますが、手の大きさやフルネームで作成するかどうかも考慮して選ぶとよいでしょう。
実印
個人の実印の印面サイズは各自治体によって8.0mm~25mmという規定があり、この範囲に収まるサイズでないと印鑑登録(実印登録)できません。
女性は13.5mm~15mm、男性は15mm~18mmが選ばれることが多いです。女性に13.5mm~15mmが選ばれることが多いのは、手に収まりやすいサイズ感であることや、将来的な改姓を考慮して名前のみで作成されるケースが多いためです。
| サイズ | おすすめの方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 13.5mm | 女性の方、名前のみで作成する方 | 女性の実印として人気のサイズ |
| 15mm | 男女問わず | 最も標準的な実印サイズ |
| 16.5mm | 男女問わず | フルネームや画数の多い文字におすすめ |
| 18mm | 男性の方、存在感を重視する方 | 大きく鮮明な印影になりやすい |
実印は長期間使用する重要な印鑑のため、迷った場合は15mmまたは16.5mmを選ぶと、文字の見やすさと使いやすさのバランスが取りやすいでしょう。
サイズを確認しながら個人用実印を選ぶ
銀行印
個人用の銀行印は、実印より少し小さめの12mm~15mm程度が一般的です。大きすぎると書類の押印スペースに収まりにくい場合があるため、扱いやすいサイズを選ぶとよいでしょう。
フルネームや名のみで作成することも可能ですが、一般的には姓のみで作成されることが多いです。
実印と区別しやすいように、サイズや書体を変えて作成しておくと管理しやすくなります。
| サイズ | おすすめの方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 12mm | 女性の方、小さめの銀行印を選びたい方 | 扱いやすく、押印スペースにも収まりやすい |
| 13.5mm | 男女問わず | 個人用銀行印として標準的なサイズ |
| 15mm | 男性の方、画数の多い文字の方 | 印影が見やすく、実印と近い存在感がある |
実印と銀行印を別々に作成する場合は、実印より銀行印を少し小さめにすると、用途ごとに見分けやすくなります。
サイズを確認しながら個人用銀行印を選ぶ
個人用の認印
認印は、配達物の受け取りや家庭での日常使い、職場での確認書類などに使う印鑑です。家庭用であれば10.5mm程度の小さめサイズ、職場で使う場合は12mm程度が扱いやすくおすすめです。
書類の押印欄に収まりやすく、読みやすさも確保しやすいため、日常使いの認印は10.5mm~12mmを目安に選ぶとよいでしょう。
重要度の高い書類や、印影を少し目立たせたい場合は、12mm~13.5mmを選ぶこともあります。職場によっては、上司より大きすぎる印鑑を避けるなどの慣習が残っている場合もあります。
迷う場合は、一般的な12mm前後を選んでおくと使いやすいでしょう。
| サイズ | おすすめの方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 10.5mm | 家庭で日常的に使う方、小さめの認印を選びたい方 | コンパクトで扱いやすく、日常使いに向いている |
| 12mm | 職場で使う方、標準的な認印を選びたい方 | 押印欄に収まりやすく、視認性とのバランスが良い |
法人用印鑑のサイズ
法人用印鑑は、会社設立や各種契約、請求書・見積書などの書類作成で使用します。代表者印、法人銀行印、角印、役職印など用途ごとに使い分けるため、サイズも印鑑の役割に合わせて選ぶことが大切です。
一般的には、重要な契約に使う代表者印や法人銀行印は丸印、請求書や見積書などに使う角印は四角い印鑑として作成します。
用途ごとにサイズや形を変えておくと、管理しやすくなります。
法人実印・代表者印
法人用実印(代表者印)は、法務局に登録する会社の実印です。登録できる印影サイズは10mm超~30mm以内と定められています。形状は丸型・角型どちらでも登録可能ですが、一般的には丸型が多く採用されています。
法人用実印には会社名と役職名(代表取締役之印など)が刻印されます。同じような形式の役職印もありますが、法務局へ印鑑登録された代表者印が法人実印となります。
一般的には、法人銀行印より少し大きめのサイズで作成し、重要な契約書類に使用する印鑑として区別します。
| サイズ | おすすめの方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 16.5mm | 小規模法人やコンパクトな印影を希望する方 | 法人実印として一般的なサイズ |
| 18mm | 銀行印よりも大きめで作成する場合、こちらがおすすめ | 法人実印として最も人気のある標準サイズ |
法人用の銀行印
法人用の銀行印は、法人口座の開設や金融機関での手続きに使用する印鑑です。
法人名と役職名などを刻印するため、個人用の銀行印よりも大きめのサイズで作成されます。法人銀行印には法務局のようなサイズ規定はありませんが、銀行の届出書類や押印スペースに収まりやすいよう、一般的には16.5mm~18mmで作成されます。
法人実印と区別しやすいように、実印より少し小さめのサイズを選ぶことも多いです。
| サイズ | おすすめの方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 16.5mm | 標準的な法人銀行印を選びたい方 | 法人実印と区別しやすく、押印スペースにも収まりやすい |
| 18mm | 大きめの法人銀行印を選びたい方 | 印影が見やすく、存在感のあるサイズ |
角印
角印は、請求書・見積書・領収書など、会社名義で発行する書類に押印することが多い法人用印鑑です。法人実印のように法務局へ登録する印鑑ではありませんが、会社の確認印として日常的に使用されます。
一般的には21mmが標準的なサイズですが、会社名が長い場合は文字が詰まりやすいため、24mmを選ぶと印影が見やすくなります。
| サイズ | おすすめの方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 21mm | 標準的な角印を選びたい方 | 請求書・見積書などに使いやすい一般的なサイズ |
| 24mm | 会社名が長い方、印影の見やすさを重視する方 | 文字数が多い場合でもバランスよく仕上がりやすい |
役職印
役職印は、「代表取締役之印」「支店長之印」「部長之印」など、会社名と役職名を入れて作成する法人用印鑑です。法務局に登録する法人実印とは異なり、社内決裁や契約書類、部署・支店単位の書類などで使用されることがあります。
代表者印として使う場合は18mm、支店長印や部長印などは16.5mmを目安にすると、用途ごとに区別しやすくなります。
| サイズ | おすすめの方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 16.5mm | 支店長印・部長印などを作成する方 | 法人実印と区別しやすい小さめのサイズ |
| 18mm | 代表取締役印など重要な役職印を作成する方 | 存在感があり、重要書類にも使いやすい標準的なサイズ |
安い印鑑はおすすめできない?
印鑑の価格は、材質やサイズ、品質によって大きく変わります。耐久性のある印材を選ぶ場合、一般的には下記のような価格帯になります。
- 象牙・・・ 1.5~20万円
- チタン・・・ 2.5~6万円
- オランダ水牛・・・ 2.5~6万円
- 黒水牛・・・ 1.5~3.5万円
- 薩摩本黄楊(薩摩本柘)・・・ 0.5~2.5万円
比較的手頃な薩摩本黄楊であれば数千円台から選べるものもありますが、希少性の高い象牙などは20万円を超える場合もあります。
印鑑は長く使うものだからこそ、実印や銀行印には耐久性のある材質を選ぶのがおすすめです。
一方で、100円ショップなどで購入できる安価な印鑑は、日常的な認印として使う分には便利です。ただし、プラスチック製の大量生産品は耐久性が低く、同じような印影が多く存在するため、実印や銀行印として使うにはあまり向いていません。
このような安価な既製品の印鑑は、一般的に「三文判」と呼ばれます。
三文判でも、自治体の規定を満たしていれば実印登録できる場合があります。ただし、実印は重要な契約や手続きに使う印鑑のため、複製されやすい既製品や耐久性の低い印鑑は避けた方が安心です。
銀行印についても、預金に関わる大切な印鑑のため、認印とは分けて、耐久性のある印材で作成することをおすすめします。
安い印鑑がすべて悪いわけではありませんが、用途に合わせて選ぶことが大切です。日常使いの認印であれば手頃な価格の印鑑でも問題ありませんが、実印や銀行印のように長く使う重要な印鑑は、材質・サイズ・書体を確認して慎重に選びましょう。
女性の方におすすめの印鑑
印鑑を選ぶ際は、使う場面に合ったサイズや材質を選ぶことが大切です。女性の場合は、手に収まりやすいサイズ感や、将来的な改姓を考慮した刻印内容、長く使えるデザイン性なども選び方のポイントになります。
手に収まりやすいサイズを選ぶ
女性の実印は13.5mm~15mm、銀行印は12mm~13.5mm、認印は10.5mm~12mm程度が選ばれることが多いです。フルネームで作成する場合やお名前の画数が多い場合は、印影が見やすいように少し大きめのサイズを選ぶとよいでしょう。
改姓を考慮するなら名前のみの印鑑も選択肢
実印や銀行印は、姓のみ・名前のみ・フルネームで作成できます。将来的に姓が変わる可能性を考慮する場合は、名前のみで作成しておくと、長く使いやすい場合があります。
ただし、登録や届出の可否は自治体や金融機関によって異なる場合があるため、事前に確認しておくと安心です。
長く使うなら耐久性のある材質を選ぶ
実印や銀行印は長く使う重要な印鑑のため、見た目だけでなく耐久性も重視しましょう。上品な印象のオランダ水牛、落ち着いた黒水牛、丈夫でお手入れしやすいチタンなどは、女性用の実印・銀行印にもおすすめです。
認印であれば、持ち運びやすさや価格を重視して選ぶのもよいでしょう。
実印・銀行印・認印はセットで揃えると管理しやすい
実印・銀行印・認印をセットで揃えると、用途ごとに使い分けやすくなります。
サイズや書体、材質を少しずつ変えておくと、どの印鑑か見分けやすく、誤使用の防止にもつながります。ケースに入れてまとめて保管しておくことで、紛失防止にも役立ちます。
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初めて印鑑を作成する方も、買い替えをご検討中の方も、ご希望に合わせた印鑑をお選びください。