漢字と印鑑――日本ならではの“形に残るギフト”が、いま海外から注目されています
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日本の伝統的なアイテムの中でも、海外からの注目度がじわじわ高まっているのが「印鑑」です。
「日本人って、名前をスタンプにするんでしょ?」と興味津々に話しかけてこられる外国人のお客様も増えています。なかには、「自分の名前を漢字にした印鑑が欲しい!」と、オーダーを希望される方も。
実際、以前フィンランドを訪れた際、現地の方に「私の名前を漢字で書いてみてくれない?」と頼まれたことがありました。音の響きや意味を考えながら漢字を当てはめると、その方は目を輝かせて「特別な名前をもらったみたい!」ととても喜んでくれました。 その瞬間、「この名前で印鑑を作って贈ったら、もっと喜んでもらえるかもしれない」と感じたのです。
漢字には、日本語ならではの意味の深さや、美しい見た目、そして音の響きのバリエーションがあります。そのひとつひとつに“物語”を込めることができるため、「世界でたった一つの名前印」として贈る印鑑は、とても特別な存在になります。
最近では、訪日外国人の方が自分の名前を漢字でアレンジして、記念として持ち帰るケースも増えてきました。例えば、英語名「Emily」を「笑美里(えみり)」にして、「笑顔で美しい里に住む人」という意味を込めたり、「Luca」を「流翔(るか)」にして「流れるように自由に羽ばたいてほしい」という願いを込めたりと、プレゼントにもぴったりの“名付け”体験が楽しめます。
しかも、印鑑というアイテム自体がとてもユニーク。西洋では署名が一般的な中で、“自分の名前を彫った印を押す”という文化はとても新鮮に映るようです。木や水牛、アクリルなど印材の種類も豊富で、見た目の美しさやコンパクトなサイズ感も海外の方には魅力的に映るポイント。
日本製の印鑑は、漢字とともに“自分だけのストーリー”を刻むことができる、まさに“形に残るギフト”。インテリアとして飾る方もいれば、旅の思い出として大切に保管する方も。海外方にとって、日本の文化と心がぎゅっと詰まった、特別な一品になることは間違いありません。
あなたもぜひ、大切な誰かに“名前と想い”を込めた印鑑を贈ってみませんか?